独身貴族のFunky World

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2006年 01月 11日

Lord of War

みなさん、遅ればせながら明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

さてさて、新年1発目は映画です。しかも、超強烈な、、、。

「Lord of War」。直訳すれば戦争の王様といったところだろうか。ニコラス・ケイジが主演する戦争における武器商人の話である。

冷戦が終結して世界にもたらされたものは平和と民主主義だけではない。それらと同時に米ソ(主に旧ソ連諸国)において必要のなくなった武器が世界中に氾濫し始めた。それらをさばくのが武器商人たちである。

旧ソ連が崩壊したことにより、統制の利かなくなった各国の軍部は手元にある膨大な量の破壊兵器を売り始めた。ディーラーである武器商人たちを介して最終的に納品されるのは民族闘争や内戦の絶えないアフリカや南米諸国。映画ではリベリアを中心に描かれているが、旧ソ連からあふれ出た武器によって少数民族や難民が虐殺されていく。この映画に描かれているものはほとんど全て事実に基づいており、ニコラス・ケイジの演ずるユーリ・オルロフも実在するという。

現在、地球上では12人に1丁の割合で銃が存在するという。ユーリ・オルロフはそれを1人1丁の世界にしたいという。莫大な金額が彼の懐に流れ込むからだ。オルロフによると銃よりも核兵器のような大量破壊兵器の方が悪であるという。が、世界中で殺害される人間の実に90%が銃による殺害であることを考えると、使用される可能性の低い核兵器と日常的に命を奪い続けている銃のどちらが本当の大量破壊兵器であるかは甚だ疑問である。

それからもう1つ。映画の中で賄賂が多く出てくるのだが、私もナイロビではそのような「ギフト」が当たり前のようにまかり通る世界にいた。やはり貧困や腐敗を撲滅できる可能性を探るのであれば食糧援助で満足せず、継続的な教育支援が絶対である。

とにかく時間のある人にはお薦めしたい映画です。

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by masakatsuyamamoto | 2006-01-11 14:00 | ブック&ムービー


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