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2005年 09月 10日

幕末青春グラフィティ Ronin

1986年の河合義隆作品。勤皇倒幕、尊皇攘夷の幕末の様子を、坂本竜馬を中心として斬新に描いた画期的作品。近代日本の礎となった幕末と自らをシシと呼び、世を変えようと必死だった若き侍たちには心を打たれる。涙なしには語れない作品である。

個人的には歴史は学生のころから苦手だった。興味がわかなかった。が、この映画は何十回となく観続けている。観るたびに熱いものがこみ上げてくる。演じている役者たちも当時はビッグになろうと大活躍していた人ばかり。そんな役者と演じる役、そして監督やスタッフの夢や希望がストーリーと相重なっているように思える。

数百年も鎖国をし、外部との交信を絶っていた日本において、竜馬をはじめとする時代の流れに敏感な若者が育ったことに驚きを覚えざるを得ない。特に、日本の位置づけを国際情勢の中で捉えられるその見識には恐ろしさすら憶える。自分の国をより良くしよう、そのために自分ができることをしよう。大きなうねりとすべく人を動かそう。必要とあらば西洋化も厭わない。竜馬の先進的かつ古式的な思想には現代においても学ぶべきことが多い。

エンターテイメントとしても素晴らしい作品である。出演者の顔ぶれも豪華絢爛。武田鉄矢(坂本竜馬)、柴俊夫(池内蔵太)、竹中直人(長岡謙吉)、阿藤海(沢村惣之丞)、吉田拓郎(高杉晋作)、川谷拓三(桂小五郎)、伊武雅刀(伊藤俊輔(博文))、原田大二郎(山県狂介(有朋))、榎木孝明(伍平)、内藤剛志(三次)、原田美枝子(お竜)、浅野温子(おうの)、南果歩(トヨ)、菊池桃子(お菊)、小林昭二(花月・手代)、古尾谷雅人(平井収二郎)、陣内孝則リ(岡本次郎)、石坂浩二(勝海舟)、小田和正(テーマソング)などなど。

日本にもこんなに素晴らしい映画があることを誇りに思う。
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by masakatsuyamamoto | 2005-09-10 19:21 | ブック&ムービー


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